2022-7-9
今日の一言 07.09
おはよう。今朝の一言です。
夏期研修の初日、令和4年7月8日、安倍晋三元首相が、テロにより逝去されました。
類い稀な国家観と、世界観を持った、日本にとってかけ替えのない政治家でありました。
何よりも、安倍晋三元首相が掲げたインド太平洋構想は、正に自由主義諸国の大きな旗となり、
混迷する世界情勢の中、確かな戦略軸になっている事実は、その視野の深さと高さを示すものだと思っています。
真のリーダーは、創られるものではなく、その時代の要請によって生まれてくるものであると、歴史を俯瞰する時に教えられます。
この日本が国としての主体を無くさざるを得ないかどうかの瀬戸際に、陣頭に立つべく生まれてきた。
安倍晋三元首相の実績を振り返る時に、強く思わされます。
この人が、どこかで見守ってくれていれば、大丈夫。
心のどこかでそう信じることのできる、稀有の存在だったと、失った今、憔然たる思いを拭えずにいます。
この11月、日本人への遺言セミナーにご登壇頂く計画も実現に向けて大きく進んでいただけに、残念でなりません。
ちょうど、安倍晋三元首相が狙撃される直前、一人川音を聞きながら松陰先生の「留魂録」を音読していました。
その末段、『若し同志の士其の微衷を憐れみ継紹の人あらば、乃ち後来の種子未だ絶えず』との言葉が、今更ながら心に突き刺さってきます。
私たちの天職の成せる道で、より良いこの国を、恩送りすること。
心に誓いたいと、思います。
心からご冥福をお祈りします。
投稿者: syworks 日時: 2022-7-9 | パーマリンク