2022-6-30
今日の一言 06.30
おはよう。今朝の一言です。
東海道新幹線は、D席に限る。そんな私の盲信を常に長谷部は叶えてくれています。
東京駅を出発して、小一時間も過ぎれば、車窓右手には雄大な富士山の姿が広がります。
拝みたくなるその姿に没頭する時間は楽しみの始まり。
緑豊かな茶畑を楽しんでいると、何時しか車窓には浜名湖の豊かな水が揺蕩う風情に。
三河安城から尾張に入り、名鉄の車両やら近鉄車両、中央西線の特急車両に旅情を誘われます。
名古屋を後にすれば車窓には関ヶ原の箱庭のような、歴史を変えた盆地に当時の東西両軍の陣立てを妄想。
気がつけば近江路。車窓右手には遠く彦根城の気配が漂います。
そして…実は、何より、京都駅を出発して一分後。新幹線は京都鉄道博物館に近づいていきます。
加速しつつある車窓には…。時にスチーム号、つまり、SL牽引の車列が見えてくるのです。
運が良ければ、その先頭には黒煙を靡かせた動体保存のSLが。
一昨日は、1914年製造の、8630が先頭に佇んでいる姿を目にできました。
まるで遊園地の機関車のような余生ではあります。
しかし、1972年にその姿を五能線でカメラに納めた鉄として、心が踊る瞬間なのです。
人間とは記憶である。その体験を東海道新幹線D席で。
まるでタイムマシンのような旅を、心に留める時間。これも人生の楽しみです。
さて、あっという間の6月晦日。梅雨も明け、真夏の日差しと折り合いながら、7月に飛び込みたいですね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう!。
投稿者: syworks 日時: 2022-6-30 | パーマリンク