2021-6-28
今日の一言 06.28
おはよう。今朝の一言です。
先週末は、柴﨑、松橋と盛岡~角館を巡りました。
松橋はクラフトに興味があって、クラフトの職人たちを組織化するスキームを企画書として提出してくれました。
その内容は入社三ヶ月の社員として出色の出来だったのです。
ここからどう進めていくか。
その一助として、日本のクラフトの保存運動である民芸の活動を見てもらいたいと思って、企画しました。
柳、濱田、河井、芹沢たちによって進み始めた民芸の運動。
それは、用の美、という旗に象徴される運動です。
自分勝手なモノづくりに走ることなく、とことん使い手の情景を考えたモノづくりをする。
使いやすく、作り手の思想を感じることができ、モノとしての独自の成り立ちが際立つこと。
美しさとは、使い手の日常に存在するものであるとのヴィジョンは、クラフトの世界に大きな影響を与えました。
ついつい、エセ的な芸術に走り勝ちだった1950年代の始め、大量生産技術の圧倒的攻勢のなか、
地方に残るモノづくりを未来に手渡そうとした運動が、民芸運動。
その一つの拠点、盛岡光原社から視察は始まりました。
ここから、美しい日常、というコンセプトが大きな流れを生むと考えています。
特別な日常、孤独の上質化は、もうちらほらと目にするキーワードになっています。
思考をしっかりと持ち、時代の息吹に身を浸すこと。それがリアルに学ぶという意味です。
成長著しい柴﨑を加えた旅路は、なかなか趣深い時間になりました。
こんな旅のなかで、若者たちの未来を語ることは、トップの大切な使命ですね。
6月も残り三日となりました。この、第一四半期。何を残せたのか。
言葉にできなければ、意味はありません。
言葉にできるように、残りの時間を、とことん極めていきなさいね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2021-6-28 | パーマリンク