2021-6-3
今日の一言 06.03
おはよう。今朝の一言です。
幽玄な様。国土の70%以上が山地である日本では、深山幽谷に身を置く事が日常で、
狭霧立つあさまだき、暮れなずむ川面に飛ぶ蛍、そんな情景を何十代に渡って言葉に紡ぎ、
感性へと伝播してきました。
めぐる季節の中で、美しさを言葉にし、美しいものではなく、美しい様を共有の記憶とする。
古今、新古今和歌集を時に開きなさいと言うのは、そこには幾世代に渡り積み重ねられてきた
美しい言葉が散りばめられているからです。
古語に疎くとも、朗唱すれば必ず心に響く韻に出会えます。それが私たちの遺伝子なのだと思います。
四万十を離れ数日経つと、魂が憧れて(あくがれて)、あの川面に佇んでいる。
そんな不思議な気分に襲われる事があります。
それは、川惚けと言うんよ!。紅お母さんにそう笑われたことがありました。
その思いが、あの蛍火へと化するのかもしれませんね。
美しくありたく候。
この言葉は、君は美しい様をどう心得ますか!?、との問いでもあると常に考えています。
さて皆にとっての美しい様とは…。考えたいですね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2021-6-3 | パーマリンク