おはよう。今朝の一言です。

ハーラン・エステートは、次々とカルトワイナリーが勃興する今でも、孤高のプレステージワイナリー

であることに、異議を挟むワイン好きはいないでしょう。

ビル・ハーランはボルドーに憧れ、ボルドースタイルのワイン作りをロバート・モンダヴィの姿に

触発され追い続けてきました。プロモンタリーは、そのハーランが次の世代の理想を画くべく、

後継者にその計画からすべてを委ねたワイナリーです。

ボルドーに追いつくには、二百年の時をかけ、ナパを磨きあげていかなければならない。

そのビジョンを託したのです。

プロモンタリーを訪ねると、後継者、WILL ・ハーランが待っていてくれました。

ナパに夢をかけボルドースタイルを追求してきたゼネレーションを引き継ぐ、ナパの後継者。

セカンドゼネレーションの常として、父に対する畏敬の念と少しのプレッシャーを背負って前を向く姿は、

若さが醸し出すエネルギーに溢れていました。

何時か、SYの後継者たちが、芳直さんはナパでどんな、夢を観ていたのだろうと

私の旅の足跡を辿る時代が来ます。その時、きっと大きな何世代にも渡る理想に、

出会うことになるのでしょう。夢の先にある何かに。

そろそろナパを出てサウサリートに向かうことにします。

心にもらった、未来への種子をお土産に。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。