2022-4-19
今日の一言 04.19
おはよう。今朝の一言です。
昇一先生のご命日の翌日に、昇一先生の哲学を語る。昨日の哲学研究会は、染々と心に残る時間になりました。
わかることを怖れる。わからないに耐える。
この時代、人間が忘れている知の本質を、昇一先生は伝えてくれていたと、実感します。
知的正直さ、つまり、わからないことをわからないと言葉にできているか。
いま私たち人間がぶつかっている壁そのものです。
人間は、とことん考え、書を開き、繰り返し自問する中でのみ、知が啓けるものである。
知の巨人が投げ掛ける言葉を、深く丁寧に伝える一日にしたい。
そんな思いでこの1ヶ月、懐かしい幾十冊かの本を耽読しました。
蘇る知の興奮と、改めて気づく知の深層に、知的生活の楽しさを再度教えられた日々になりました。
昇一先生の形見として頂いた先生の眼鏡。
時に知に行き詰まった機会には掛けてみることがあります。
どれだけの書を読み、言葉を紡ぎ人生を全うされたのか。
先生の眼鏡を通してみる、ちょっと歪んだ視野の果てに、幻影のように、見える気がしています。
師を持つ幸せ。
知の師匠として教えを乞うた昇一先生に、少しは安心してもらえただろうかと、自問しながら昨夜は眠りにつきました。
そんな機会を頂けたこと、本当に幸せなことです。
命の果てるまで、とことん知を極める人生を送りたいと願っています。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2022-4-19 | パーマリンク