おはよう。今朝の一言です。

昨日の歴研のテーマは、新幹線。日本が世界の鉄道史に残した功績は、計り知れないものがあります。

1950年代、自動車に追い詰められて交通の主役から追いやられた鉄道に、

新幹線は中距離高速鉄道というコンセプトを示しました。

東海道新幹線は、それまでの鉄道史上あり得ない成功事例となり、新たな鉄道の可能性を指し示すことになります。

どんな時代にあっても、未来の可能性を、とことん考え抜き、在り方を創造すること。

正にNASAですら参考にしたシステム工学の端緒を新幹線プロジェクトは、世に開示したのです。

では、システム工学の要諦は何か。プロジェクトリーダーの島秀雄は、心に残る言葉を残しています。

「遺漏なきように、全てを進めること」。つまり全方位的に目配りしながら、目的を果たす。

それがシステム工学の根幹だと語るのです。私たちの仕事に置き換えても、なるほどと納得できますね。

それにつけても、思春期からの趣味の世界をこうやって、講義にしつつ、語る機会を作れること。

私たちの仕事ならでは、ですね。それも聞いてくださるお客様がいらっしゃっての事。

本当に有り難いことです。

皆も自分の興味の世界をとことん突き詰めてください。こんな素敵なチャンスを手にできますよ。

さて、今から上田に、向かいます。上ジョビの二年ぶりの入学式講演会。楽しみに向かいますね。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。