2020-1-27
今日の一言 01.27
おはよう。今朝の一言です。
先週の、金曜日。門田隆将先生原作の、映画、福島フィフティの試写会に行きました。
2011年3月12日に仙台に戻ってから、一人ラジオから流れる福島第一原発の現況に集中していました。
間違いなくメルトダウンに向かっているなかで、何故、この原発群を止められないのか。
その絶望感と、胸の中で暴れる焦躁感と。12日、13日、14日。
これでは、避難地域は原発から80キロ圏まで拡大すると、覚悟しました。
もちろん、仙台も避難地域になると。家内を真っ暗な部屋の片隅に呼んで、
万が一、こんな言葉がラジオから流れたら、青森まで我が家に避難している十数名の社員を車に分乗させて、
ただ走るようにと語った夜。
もう、この家にもおさらばと、深夜まで一人ワインを大好きな空間で呑んでいました。
灯りは、暖炉の薪火だけで、静かに聞こえてくる社員の寝息をいとおしく、聞きながら。
その翌日、関西での予定の仕事に出発する私を皆は泣きながら見送ってくれました。
これが今生の別れかもしれないと、皆の泣き顔を心に刻んで一路新潟空港に向かったあの日。
どれだけの修羅が、福島第一原発で展開されていたか。
かなりの確率で日本が無くなっていたあの日の、奇跡のような物語に、息を呑みました。
あの3月11日からの日々。日本人が、絶対に心に止めておく日本人の本性が、見事に描かれていました。
必ず、必ず、見て欲しいと、思います。私たちの役割に思いを馳せる為にも。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2020-1-27 | パーマリンク