おはよう。今朝の一言です。

国体という言葉があります。National polity。国柄のことであり、国の根本形態、主権の在り方を指す言葉です。

前回の哲学研究会は、大東亜戦争終戦に至る、国体論を語りました。

大日本帝国憲法から日本国憲法に変換する中で、日本の国体、国柄どれだけ語られたのか。

象徴天皇が、国体を表しているとも読み取れますが、主権在民との関係性は、漠然と大きな議論なくあやふやに規定されています。

和を尊ぶ規範の中で、象徴という意味を各々の日本人がどう考えてきたのか。

天皇制の在り方がなかなか議論されず、承継の方向軸が先送りされ続けている今の状況が、

国体を考えることなく天与のものと考えてきた結果なのでしょう。

祈りと継承。日本人にとっての国柄はそこにあるのではないか。

何時も、日本の唯一性を考えるときに至る結論です。

私たちは何者なのか。時に深く思考すべきことだと、思います。

東京は今日も快晴。日本海側、そして関西圏も、大雪の気配とのこと。

日本の多様性はこの国土が作ってくれた宝ですね。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。