おはよう。今朝の一言です。
先週金曜日の地震。東海道新幹線の緊急停止システムが誤作動したのだと思います。
地震は11時44分。その情報をキャッチした直後の47分。乗っていた新幹線が急制動をかけました。

明らかな緊急制動、隣に座る内藤に注意を告げて、一気減速を体験しようと決めて体感への影響に集中しました。
やがて車内も停電。

「緊急停止します。この後、強い衝撃があります」とのアナウンス。

かなり大きな衝撃と共に、新幹線は停止しました。

システムの誤作動だと思う、20分くらいで復旧するとの予見を各方面に伝えると、およそ10分後に運転再開。

仕事への支障はなく、一日を過ごせました。

一人緊張して五感を向けたのは、200キロ走行の新幹線の緊急制動を初めて体験したからです。

「新幹線は理論上時速500キロで走れます。しかし安全に止める技術にはまだ至っていない」。

そんな話を25年ほど前に、鉄道の専門家に聞いたことがあります。

なるほど経営と一緒だと強く納得しました。成長戦略を描くことはできる。

しかし、安全に均衡状態に戻すには、成長以上のエネルギーが必要となる。

確かに、およそ時速200キロ手前での緊急制動であれだけの衝撃があるなら、５００キロでは結構なものになるでしょう。

走らせるとは、止められること。その真を強く教えられた良い機会になりました。
さて、仙台でも初積雪があって、小松島の庭は華やかな気配です。

大クリスマス大会まで一週間ばかり。
とにかく集中して、良い年の瀬を迎えたいですね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。