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2023-5-10

今日の一言 5.10

 

おはよう。今朝の一言です。

 

大阪では地震保険に入る必要はない。1981年4月、大阪に引っ越して驚いた話の一つでした。

 

説明をしてくれた人の良さそうな総務部の女性は、この30年揺れた経験もないし、ニコニコと語るのです。

 

その三年前には仙台で20人規模の死者を出した宮城県沖地震があって、日本列島が地震頻発期に入っていると言われ始めた頃でした。

 

歴史を俯瞰すれば、関西も京都を中心に大きな地震の記録に溢れています。

 

南海地震と称される大地震は周期的に発生しています。

 

その指摘をすると、そんな昔の事と一笑にふされました。

 

日本は言葉と文字の継続性が圧倒的に長い国で、千年を超えて過去の記録を誰もが目にすることができます。

 

記録や日記好きだった民族の特性も加わって、天変地異の発生を千年単位で把握できる稀有な国なのです。

 

そんな昔の事、よく耳にする言葉ですが、その昔は地球の40億年近い歴史から見れば、ほんの昨日のような時間軸。

 

そこまで言うと、変わってる子やわあ!、と総務部の女性は首を捻って行ってしまいました。

 

それから10数年後に阪神大震災が起こり、改めて関西地震安全神話は、全くの思い違いと突きつけられることになります。

 

歴史を俯瞰し、物事を観察し仮説を立て、推論を立てる。それは自分の取るに足りない経験から脱する、大切な思考法だと思います。

 

人間は、自分の経験を知見の中心に置きがちです。しかしそこからの推論は近視眼的で狭量なもの。

 

歴史に学び、読書で世界観を広げる。そこに推論の確かさと予見力の高さが生まれてきますね。

 

能登半島での群発地震。

 

どこに飛び火する可能性があるのか。震域は移動していないか。観察力を高めていかなければと、思っています。

 

今朝も気持ちの良い朝ですね。

 

心地好く、今日も一日ガンガン学びましょう。

投稿者: syworks 日時: 2023-5-10 | パーマリンク



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