2022-9-14
今日の一言 09.14
おはよう。今朝の一言です。
中秋の名月から二日が過ぎて、昨晩は居待ち月。中空に耀く姿に、心が踊りました。
満月、十六夜、立ち待ち月、居待ち月。これだけお月さまに思いを籠め、名付けをし、言い伝えをした民族はいないでしょう。
森羅万象は、その在り方に意味を籠めて立ち現れる。
そんな観念論を、この時代、完全に無視できる人も稀かもしれません。
マルクスの唯物史観が世界に敷衍した20世紀。
すべては物理学的理論と同じように、歴史にも法則性があり、未来は予測できる。
そんなマルクスの論理を、全く否定するつもりはありません。
物的存在があって、初めて想像、空想、観念が生まれてくる。その通りかもしれません。
しかし、神はこの天地自然が生まれた時に、同じように人間を生み出された。
その思いの敬虔さは、人間の背骨だと強く信じています。
物には還元できない何か、論理では存在しないはずの存在。人間は、自らを律する存在を、自らが作り上げたのです。
そこに霊長類としての尊厳を感じます。
トップへ向けての、行脚の途上で思います。人間の営みを深く感じさせる事のできないブランドは、滅びるだろうと。
この今に不可欠な感覚は、人間性の根源の意味であり、人間は何故存在するのか、その自問ですね。
昨日は改めて、南魚沼佐藤塾の大きな役割を感じる事のできた、時間でした。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2022-9-14 | パーマリンク