2022-7-20
今日の一言 07.20
おはよう。今朝の一言です。
美しい花がある。花の美しさなどというものはない。
小林秀雄氏のこの言葉に初めて触れたのは二十歳の時。その難解さに、思わず思考が止まりました。
人間は、近代的思考の産物として、物事を要素に分解し理解する習性を身につけました。
美しいものを見た時に、その美しさを何故かと、考える。どうしてこんなに惹かれるのかと、凝視する。
そしてなるほど黄金比か、色のバランスかなどと分かった気になるのです。
花は人間のそんな思惑の外側にいて、ただ美しい。
全体として、そのもの自身として美しいのだと、直観すること。
そこに真の観の眼があるのだと、この年になって、理解するようになりました。
美とは何か。どんな時も心に置きたい自問です。
蝉の声、川音、陽光の揺らめき。いま目の前にある世界全てが美しい。
そう思えることが、生きているということなのだ。
今朝はそんな思いを事の外、強く心に抱いています。
では、今日も一日ガンガン学びましょう!。
投稿者: syworks 日時: 2022-7-20 | パーマリンク