2022-7-13
今日の一言 07.13
おはよう。今朝の一言です。
人間にとって、その生き様だけが真である。
生きているこの瞬間は、真へと続く何かを積み重ねている時であって、誰の心にも刻まれていない、私だけの閉じた生は虚に過ぎない。
一つの物語として、その人生が完結した時に、誰かの心にその物語が一粒の種を落としたとすれば、真の輝きを持つものに変わるのではないか。
十代の終わり。松陰先生の言葉に触れるなかで、芽生えた直観でした。
この仕事に出会い、多くの経営者に言葉を紡ぎ、その経営者のヴィジョンを物語として編む時、その思いを強くしてきたと思います。
継承とは、人間が生きた証を誰かの心に土壌として移し換えること。
もちろんその土壌からの芽吹きが、どんな色となるのかを、知ることはなくても、芽吹きを確信できれば生きた甲斐はあるのです。
about him、人生プロジェクトの役割もそこにありますね。
昨日の安倍晋三さんの葬儀で、昭恵夫人が留魂録について触れたとのこと。
不思議な魂の響きを感じています。
さて、北海道四日間の初日は、素心塾でのニセコ蒸留所への訪問。
ずいぶんと香りが蒸留所らしくなって、空気がそれらしさを増してきました。
こうやって、その成長を楽しみ、行く末に夢を託せる場所があること。
とても幸せなことです。空は雲を湛え、初夏の蒼天を隠していますが、大地には盛夏へ向けた気が満ちていますよ。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2022-7-13 | パーマリンク