2021-6-23
今日の一言 06.23
おはよう。今朝の一言です。
夏至が過ぎて、夏は盛りへと向かいます。
東京では冬至と夏至では日中の時間差は、約五時間。
やはり、夕暮れが遅くなるこの季節は心が軽やかになります。
冬至と夏至は、古代から人間の生活のリズムを作ってきた節目です。
冬至は、再生のスタートであり新年の始まりでもありました。
ホモサピエンスは、太陽信仰をどんな時も心に宿し、太陽の故郷に思いを馳せ、東へと旅を続けてきました。
アフリカを北上、ユーラシア大陸に旅がさしかかれば、その寒さと雪の存在に、私たちの祖先は驚愕したに違いありません。
それでも、東へと歩を進めるのは、正に太陽の昇る場所への憧憬があったからでしょう。
太陽が衰弱し、弱っていく秋から冬。
生きることも厳しいその季節の終わりを告げる冬至の観測遺構は、様々な古代遺跡に遺されています。
一方の夏至は、太陽の盛り。イヌイットをはじめ北方の民族にとっては、一年の最大の祭です。
夏至から数週間、生命は歓びの輝きに満ち、命の盛りを謳歌します。
私たちはどれほどまでに、自然に影響され、自然を畏れてきたのか。
その畏れを失うことが近代の蹉跌でもありました。
どんなに忙しくとも、天地自然に思いを馳せること。
決して忘れないでくださいね。この季節をとことん楽しみながら。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2021-6-23 | パーマリンク