2020-10-6
今日の一言 10.06
おはよう。今朝の一言です。
金木犀の香りが、あちらこちらから漂っていて秋の盛りを実感します。
学生時代、下宿の庭に、それは大きな金木犀があって、秋にもなれば噎せかえるほどの芳香を放っていました。
西武新宿線都立家政駅に程近い八畳の下宿は、今にして思えば全く質素で、一年間はテレビも置かず、
ラジオとレコードだけで時を過ごしていました。
季節の小さな変化にも、敏感に過ごせたはずです。
「みんなのほんとうの幸福を求めてなら わたしたちはこのまっくらな 海に封ぜられても 悔いてはいけない」。
ふと宮沢賢治の詩集のそんな一節を、金木犀の香る頃に思い出します。
あの八畳の下宿の深夜、読み耽った詩集の中に有った一節。
株式会社未来への恋文を設立する前にも、何故か何度も心に浮かんできました。
「われわれが行こうとする道が もし間違いであったなら 究竟(くきょう)の幸福に至らないなら
いままっすぐにやってきて 私にそれを知らせて呉れ」。
そんな言葉の中にある覚悟と祈りを、春から夏にかけて口ずさんだのは、
少なからず、未来への不安があったからなのでしょう。
数知れぬ経営者と、共に抱いた不安と未来への自覚。
間違いなく、わたしたちを強くしてくれた時間だと思います。
その強さを、生かして確かな明日を、とことん形にしていきたいですね。
さて、今日からまた旅に出掛けます。憧れの、たおやかな峰を心に刻みに。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2020-10-6 | パーマリンク