2019-5-1
今日の一言 05.01
令和元年初日。今日の一言です。
平成が終わり、新しい年号令和が始まりました。
今年の人財化セミナーで奇しくも言葉をテーマとし、
短歌の中に人間の心を写しとる素晴らしさを伝えたのも、
万葉集を取り上げたことも、何らかの必然だったのでしょう。
私たちの新しい時代の役割を、改めて教えられた気がします。
天皇を元首とし年号を戴く。その意味を日本人が直感的に認識した数日間でした。
日本のアイデンティティーは、どんな理屈があっても、天皇家の存在に帰結します。
リーダーの正統性は弱者に対する態度にあり、世の中の傘となるべき役割を果たす事にこそ、
第一の使命がある。圧倒的にポピュリズムが進むなかで、物事の本質や理想を語ることに
窮屈さを感じる風潮があります。蔑ろにしてはならないこと、中心点として守らなければならないこと。
その有り様を、平成天皇は示し、国民統合の象徴として、
日本の文化像を再認識させてくれたと感じています。
令和の時代。人間が人間として在る意味を深く洞察する時代を迎えるでしょう。
意志を持って言葉を発し、自立自尊自発をする。決して誘導されることなく、自らの思考で生きる。
人間の使命は、人間性の生成発展にあることに、気づかされる時代だと思います。
その為に皆が果たすべき役割が、あります。この記念すべき一日に、しっかり考え、一歩を記す。
大切に一日を過ごしてくれたらと、願っています。
4月30日の早暁、続々と皇居前に集まってくる人々を見ながら、
令和への祈りと期待に耳を澄ませていました。
さあ、新たな私たちに向かってスタートです。
投稿者: syworks 日時: 2019-5-1 | パーマリンク