2018-10-18
今日の一言 10.18
おはよう。今朝の一言です。
日本から僅か三時間の台湾。九州よりも小さい国土に、2600万人の国民が住み、
国際競争力で、22位に位置付けられる国。
道を歩いていても、日本人ですか?と、笑顔で語りかけられ、お気をつけて、
さようならと日本語で微笑みと共に語りかけてくれる国。
それは単なる親日などという言葉で括ってはいけないのだと、思い知らされた三日間でした。
日清戦争の賠償として、台湾は日本に割譲されました。
新興国日本は、国家の威信にかけて、化外の地とされた台湾の近代化に心血を注ぎます。
正にそれは、近代史のどこを探してもあり得ない、健気さだったと思えます。
六氏先生。日本人の一パーセントも知らないでしょう。
近代化の先駆けならんとして台湾に渡った教師たち6人が、
原住民暴徒に襲われて命を失った事件です。危急の知らせを受けても、
逃げる事なく、しかも決して武器を手にせず粛然と理を説いて死した私たちの祖先。
その墓は、小高い丘の頂上にありました。そこに辿り着くまで、
お二人の中華民国のご老人が、丁寧に道案内をしてくれました。
その墓は、草蒸すこともなく、綺麗に佇んでいたのです。
この国の人々の敬意と、尊敬の思いに、粛然と手を合わせました。
私の祖先も、この国の人々の親日の思いに、僅かでもお役にたっていたに違いない。
その思いは、センチメンタルな活力になりました。
無知の知を識る。改めて、本当に改めて、その地の空気感の中で心に刻めました。
やはり、旅はしなければ、知識は心に根を下ろしませんね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2018-10-18 | パーマリンク