2026-2-12
今日の一言 2.12

おはよう。今朝の一言です。
上越国境を大清水トンネルで越えると、風景の違いに毎回驚きます。
「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」、不朽の名作雪国の冒頭部分。
主人公は下り列車でトンネルを抜け、豪雪の風景に驚きます。
その驚きも新鮮ですが上り列車で上州に抜けた時、まるであの雪国の光景が夢幻だったのかと不思議な気分になるものです。
高崎に近づくにつれ、雪の名残もなく温かな陽光に包まれた気配に、日本の風土の愛おしさを思います。
大清水トンネルは22キロの長大なトンネルで、谷川岳を抜けていきます。
新幹線になって、新潟に行くのも本当にあっという間。
新幹線の開通前、昔は特急ときで、4時間を超える旅でした。
今年の新潟県も大雪続きで、南魚沼も昨年ほどではありませんが、かなりの積雪でした。
38豪雪、つまり1963年の記録的豪雪の時は、長岡で3メートルを超える積雪を記録しました。
その時の事。1月23日に新潟駅を出発し上野駅に向かった急行越路は、永遠に破られることのないであろう最長遅延を記録しています。
なんと、106時間31分遅れでの上野駅到着。
五日間かけての踏破でした。
鉄道が何者にも代替されることのない公共交通機関だった時代。
一本の列車で越後と東京を繋ぐ、その凄絶な意志に心打たれます。
決して運休や運転打ちきりなどしない。
自分達は運輸の切り札なのだとの使命感に満ちた国鉄マンが誇りを胸に運行したのです。
例え一本の列車でも鉄路が生きている。
豪雪に呑み込まれ交通が途絶する心細さの中で、それは大きな希望だったのではないかと思うのです。
動力は言うまでもなく新潟県内は蒸気機関車ですから、給水給炭の苦労は想像もつきません。
何より乗客も、乗員も決死の思いだったのではないかと想像できます。
どんなことにも、歴史があり、人間の思いがある。
知への探求は尽きることがありませんね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう!。
投稿者: syworks 日時: 2026-2-12 | パーマリンク






