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2025-5-9

今日の一言 5.9

 

おはよう。今朝の一言です。

何十年も学び、言葉にしてきても、その都度新しい発見がある。
知覧を語る時に、何時も驚くことです。

 

逝きし戦士たちが悠久の時間の彼方から囁きかけてくる。
特に高度一万メートルを飛行する機窓から、眼下に広がる国土を観ている、その時。
静かな水面に小波が現れるように、様々な思いが心に届いてくるのです。

 

 

私たちが受け取った大きな物語。
「かわいそうなんて言ったらいけないよ。有難うございましたと、言うのだよ」。
もう何年前の事でしょう、修学旅行で平和特攻会館にやってきた女子学生。
可哀想にと涙して語り合っている姿に言葉をかけた事がありました。

 

お陰さまで、こんな平和で豊かな日本に生きています。そう言うのだよ。
果たして伝わったのかどうかとその時には思いましたが、今はその言の葉がどこかで伝わり続けているに違いないと確信しています。

 

特攻へと飛び立つ。
車輪止めが外され、滑走を始めた狭い操縦室。
笑顔で手を振り風防を閉めたその刹那のシンとした孤独感はどれ程のものだったろう。
その寂しさを振り切って大空の一点を見詰める。
その覚悟の源は、愛しき人々、美しい日本への愛情そのものだったでしょう。

 

そしてその愛情は、この今を生きる私たちにも注がれているのです。
未来のために。時代によって表現は異なっても受け継がれてきた思いの果てを、私たちは生きています。

 

「もう十年以上佐藤先生と知覧に来るのが夢でした」。
そんな言葉を頂きながら、思うのです。
もっともっと心耳を透明にしていかなければと。

 

さて荒れ模様の九州ですが、今日は由布院に向かいます。
語るべき事がある。
伝えなければならない事がある。
しっかりと、役割を果たします。

では、今日も一日ガンガン学びましょう!。

投稿者: syworks 日時: 2025-5-9 | パーマリンク



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