2024-9-12
今日の一言 9.12
おはよう。今朝の一言です。
夜へ夜へと疾走する夜行列車は、闇の中を銀河の中心へと向かっているようでした。
南の空にかかる半月は、時に葡萄色に、時に朱鷺色に変身しつつこの列車を見守り続けているようです。
時空を飛び越えて遥かな過去に進むとき、車窓には確かに昔観た光景が夢幻スクリーンの様に浮かびあがってきます。
列車の揺れに微睡んでいると、山中の小さな駅に停車していました。
信号待ちなのでしょう。
窓に顔をつけて進行方向を眺めると、赤々と信号が点っています。
暗闇に小さな電灯がゆらゆらと、私を手まねいているようで、思わず列車から降り立ちたくなりました。
闇に包まれたホームには、確かにあの頃の私がいると思えて。
時計を見れば午前0時。
備前へと峠を駆け下りる頃。
記憶の彼方からまるで呼び掛けるように、車窓の揺らぎは、いつまでも私に誘いかけていました。
夜行列車の旅。
あの頃日常だった旅が、いまはとても贅沢な時に変わりましたね。
時空も、銀河も一っ飛びに超越する時間でした。
皆も一度、経験してくださいね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2024-9-12 | パーマリンク