2024-8-22
今日の一言 8.22
おはよう。今朝の一言です。
初めて口屋内の沈下橋を遠目に見たとき、まるで桃源郷かと思った。
何度も皆に語る言葉です。
川舟から投網をする老人、川原には沢山の人々が集い、幼児を抱いた大人たちが語らっている。
あちらこちらには網を干す翁がいて。
輝く夕霧に包まれたその光景は、忘れることができません。
カヌーに一人通りすぎる私に、「どこへ行くがー!、寄っていかんかあ!」と大きく呼び掛けてくれたのは誰だったのか。
夕陽に照らされた表情は笑顔に輝いていました。
その時胸に迫ったのは、懐かしさ、言葉にできない叫びだしたいような懐かしさでした。
もちろんそんな光景は見たこともない、記憶のどこを探しても未経験のものなのに。
果てしなき時の流れの中で、私たちの血に刻まれた人間の原風景だっのだと、川登でテントを張り炊き火を眺めつつ思ったものでした。
一本の川が暮らしの中心にあって、そこに集い、そこに生き、過ぎ行く時を惜しむ。
未来へと続くはずの風景の元で。
今朝の口屋内は名残の夏の風情に溢れ、四万十は滔々と流れています。
あの時から40年以上が経ち、集落は寂しくなり森の風景も変わりました。
せめてこの川一本、未来に。その思いは永劫へ向けた願いです。
カヌー日和。楽しんできますね!。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2024-8-22 | パーマリンク