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2024-7-17

今日の一言 7.17

 

おはよう。今朝の一言です。

明日の哲研のテーマは、言志四録と松陰先生。
じっくりと愛読書を振り返り読み込む時間を過ごしています。

愛読書とは不思議なもので、思いに耽っていると「ここにいるよ!」と囁き声が聞こえてきます。
ふと目を上げるとそこに愛読書は待っているのです。
立ち上がりその書を手に取りページをエイヤッ!と開くと、頭に散乱していた言葉の数々を収斂した一言に出会う。
それが愛読書の愛読足る所以です。

言志四録は正にそんな一冊で、どんな時も民芸の部屋の片隅で待っていてくれます。

久しぶりにページを捲って通読していると、不意に橋本左内の「啓発録」を思い出しました。
左内は松陰先生と共に、安政の大獄で処刑されるのですが、
左内も松陰先生も30歳を前にした正に稀代の俊英でした。

 

元服の歳に左内が著した啓発録は大人への決意を述べたもの。
その第一は、去稚心。稚心を去るという項目です。
子供心は大人になっても大切な心で、探求心や知的好奇心、
夢中になる心持ちは進学の大切なエネルギーです。

しかし稚心は違います。
①依存他発、②逃避、③他責。
この三点が稚心の代表的な症状で幾つになっても抜け出せない人間を多く目にします。
「忙しくなると、途端に基礎的なやるべきことが抜け落ちる人間がいる。リーダーの素養に欠ける人間である」、船井先生のその言葉を何度首をすくめて聞いたことか、数えきれません。

しかし正にそれこそが稚心なのだと気づいたのは30歳になる直前でしょうか。
忙しい時にこそ、本性が現れる。こんなことくらい煩く言うな、この程度の報告くらい、事務処理より受注だろとかとかの稚心ほど実は後輩部下をダメにすると気づいたのは、大浦さんの忠告でした

真のリーダーが持つべき大人の不動心。
先ずは稚心を捨て去る事からだ、そんな思いを振り返る時間。
人間には愛読書、そして振り返るべき諫言こそが宝物ですね。

大海水浴大会も、いよいよ明後日から。
しっかりやるべき事をやりきって臨んでくださいね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。

投稿者: syworks 日時: 2024-7-17 | パーマリンク



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