2024-7-3
今日の一言 7.3
おはよう。今朝の一言です。
「恩送り」が世に出て半月あまり。
Amazonでも特異な売り上げ傾向を示している様で、じわじわ広がっていると編集の藤代さん。
様々なレビューも頂いて、有り難いことと感謝の毎日です。
数えてみれば40冊を超える著作を出版していることに自分でも驚きますが、「恩送り」は書き上げたなぁとの思いが色濃い一冊です。
書くとは手放すこと。
若松英輔さんの著書にあった言葉ですが、なるほどその通りだと思います。
本は手放すことで完成するとも書かれていたと、記憶します。
恩送り本の構想は、三年余り。役割本の姉妹本の位置づけで考えていたのですが、進むにつれて、未来への託言として言葉を残さなければと強く思うようになりました。
もう30年以上発信を続けている恩送りという考え。
人生にも経営にも共通している、今をより良くして未来に手渡すという思想は、日々の営みのなかでも、大きな意志決定においても大切な思考だと思います。
丁寧に、大切にと皆への気づきメールへの返信で記すことが多くありますが、この今を未来に繋げる意識の根本は、そんな当たり前にあるのです。
この今は、未来の為の今であり、今日は明日の為の今日である。
一人一人がその意識で自分を大切に生きること。
丁寧に、丹念に、この瞬間を次に繋いでいくこと。
時に忘却し刹那主義に陥るのは、人間の性でもあります。
それを獣性と呼び、人間性の対極に置いて伝えていますが、時代が獣性へと傾斜するなかで踏み止まり、押し返す強さを持たなければと深く思っています。
ベストセラーよりロングセラーに!。
そんな思いで手放した一冊の本。
どんな遍歴を辿って行くのか、皆も心に深く留めてくださいね。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2024-7-3 | パーマリンク