2024-4-9
今日の一言 4.9
おはよう。今朝の一言です。
ジムの初めての伊勢体験。
少しずつ噛み砕き、体に馴染ませている様子にジムの真の感性を伺い知ることができます。
伊勢神宮に漂うあらゆる人間を包み込む風情と、一気に転換して人間を峻別する厳しさ。
元来それが日本人の情緒の本質なのでしょう。
人間は弱く、どんな野生の動物にも勝つ事はできない。
嵐の海では人間の命など一瞬で消されて逝く。
そんな体験を積み重ねてきたジムだからこそ、神宮の空気感のなかに存在する神聖さを受け取ることができるのだと思います。
人間は、何万年も知の限界と闘い、敗れ、新たな知を感性の力で受け取ってきた。
そこに理性の本質もあったのだと考えています。
その当たり前の知の循環を喪失したのは、この300年ばかり。
合理主義に無限の可能性を観てからのことです。
日本には情の文化があって、合理主義に存在する虚の面を観る事ができていました。
「可哀想ではないか」。そのコトバに共感できる感性の広がりがほんの一昔前までは確かに、存在していたのです。
如何に大切な思考を取り戻せるか。まだまだ間に合うのだと、SYの若者たちを見て思っています。
そんな会話もジムとしながらの旅路。
心に地平の彼方からの風を感じながら、楽しんでいます。今日は南魚沼に向かいます。
では、今日も一日ガンガン学びましょう。
投稿者: syworks 日時: 2024-4-9 | パーマリンク