おはよう。今朝の一言です。

出雲とは日本人にとって、何なのか。

古事記を深読みする度に、思考が迷路のようにぐるぐると回りながら、？に行き着く。

そんな思いを何度となく持ったものです。

大化の改新も同様で、645年大化の改新！、と覚えるものの何が、何故、そんなに大切な一大事なのかが、なかなか腑におちずに、様々な文献を乱読した時期がありました。

その糸が絡み合う気づきを持ったのは、出雲大社を訪ねた30歳の春。

相変わらずの壮麗さに歓声を挙げた、その直後です。

大社社殿に寄り添うように潜む素鵞の社を何気なく観た時。スサノオと蘇我氏が重なって頭の中に浮かびました。

スサ＝ソガ。なかなか口に出すのも憚れるような閃きでしたが、その視点で紀記を読み返し、蘇我氏の歴史を俯瞰してみると様々な気づきを得ることができたのです。

昨日は、30年来のその思考のプロセスを辿り、一つの仮説を思いきって述べる時間でした。

もちろんまだまだ補強しなければならないことばかりですが、我流の古事記観を少し体系化できたかなと、思っています。

夜噺にしても、昨日のようなお客様との歴史の旅にしても、如何に経営に落とし込めるかが何より大切だと心しています。

そして、正確性と言うよりも真実性を思考して、歴史を現代、そして未来に繋げること。

睡眠時間も2～３時間ほどの日々が長く続くのですが、それは好きを貫く事に対する責任そのものだと、思っています。

有り難いことですね。

今朝は、出雲と伊勢を繋ぐ講話。朝から頭を悩ましています。

爽やかに、厳かにと。

では、今日も一日ガンガン学びましょう。