知りたいと思う意欲が、コンサルタントを成長させる。
経営コンサルタントという使命を持つ以上、お客様の業績にどれだけ貢献できたのかという点が、最も重要な指標です。そのために意識したいポイントの一つが"無駄を見抜く眼"。以前、ご担当させて頂いたお客様のプロジェクトでも、その視点が活かされました。当時、三年間連続で赤字を記録していたその企業さま。もう一年赤字が続くようであれば、経営の根幹にも大きな影響を及ぼしかねない状態でした。「とにかく、黒字化しなければならない」というお話を受け、コンサルティングがスタート。現場をビデオで記録し、分析と検証を重ねて最善の方法を模索しました。結果、纏め上げた資料は数百ページのボリュームに。その資料をもとに、現場に潜んでいた"無駄"を一つずつ潰していきました。やがて、一年におよぶプロジェクトの結果、企業全体でおよそ一億円以上の改善に成功。私が中心となって担当した工場だけでも4,000万円以上の無駄を省くことができたのです。ハードルも多い仕事でしたが、大きなやりがいを感じたことを覚えています。
コンサルタントは、お客様の未来をつくるお手伝いができる仕事です。そのために、経営者と人生観を共有し、自らの知見と経験を広げていくことができます。知的好奇心を持つ人にとって、これ以上充実した環境はありません。これから入社する方にも、そうした"知りたいと思う意欲"を大切に働いてほしいですね。きっと、その先には想像以上の成長が待っているはずです。